湿気にあたる
こんにちは〜。地中海性気候を体感しにいってきました。光と影がくっきり。まぶしい太陽。かっさかさで色みのない。乾燥しきった大地。バルセロナからプロバンス、コートダジュール、ジェノヴァ湾にあるリヴィエラ、北イタリアの湖水地方の村々をまわってきました。
日本に帰ってきたとたん発熱。
基本的に向こうの料理があわなく、いつ体調を崩すか旅中心配でしたが、、、
なんてこたない。
日本の気候にあたった。湿気が原因だと思う。
んー。湿気ってなんか体力・気力を奪うなー。
新型ではなかったのでひと安心。
思い出しつつ書き足していこうと思います。
旅のハイライトをハイビジョン写真で
アヴィニョン演劇祭で町中がお祭り騒ぎだった。ストリートのところどころ、広場のあちらこちらで繰り広げられる芸。その人だかりと喧噪を抜けると、ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋。
川に堤防がない。土手さえも。大丈夫なのだろうか。
冬には暴風雨があるらしいけど、氾濫したらどーすんだ?
城壁があるからいいのか?どーなってんだ?
アヴィニョン近く。強風が吹いていた。休む暇なくずっと同じ強さで吹かれると嫌になってくる。冬に吹く「ミストラル」という北西風は有名で、プロヴァンス地方の家の開口は南東向きが多いのだとか。この日の風はミストラルほどではないらしい。
丘の上の廃墟になった要塞。
レ・ボー・ド・プロバンス。地獄谷の岩肌。乾燥した気候、ミストラルで石灰岩が風化し、所々に穴が空き、そこから木や草は生える。
強風が吹く土地に生える木ってグニャグニャになりそうだけど。ここの木はけっこうシンメトリー。なぜ?
ルシオンという村。黄色顔料の原料となるオークルの採取場跡。地中海性気候下ではこのような石灰岩が風化(石灰に含まれる炭酸カルシウムが溶け出し、後に残った鉄分などが酸化したために赤紫色をしている。)してできた土が多く分布しているという。今でも建物の壁はこのような土を上塗りして色づけし、焼き物やタイルの色粉にしている。
プロヴァンス地方の建物のヌメットした感じ。強い日差しだからこんな生暖かい色使いなのかな。白だったら反射がきつくて目が痛くなりそうだから。
ゴルドの遠景。階段状に建物が折り重なり、丘の頂きには城や教会がある。地中海沿岸や少し内陸でも、地形を活かしてインフラやアメニティが整備されている。
by toyosakihiroki | 2009-08-19 01:03 | あとがき